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彼女の家族

 【13//2021】

官能小説への挑戦の第9弾を書いてみました。
なお、添付した画像は他サイト様から拝借したもので、画像にリンクすることでご了承ください。

[彼女の家族]

看護師の彼女からの電話、「お父さんが倒れて、入院したから、駅まで送ってほしい」。早速車で迎えに行き、駅まで送る。「落ち着いたら、電話する」と彼女。
数日後、彼女から電話、「退院したから、今度の連休に駅まで来て」。
連休当日、車で出発。彼女の実家は国道をずっと行き、峠を越えた先にある。エアコンを使わず、車の左右の窓を全開し、国道をひた走る。カーブの多い山道をどんどん登り、峠に到達。ドライブインでラーメンとおにぎりを食べた。自動販売機の冷たい缶コーヒーを飲んでしばらく休憩。
曲がりくねったイロハ坂を下りる。長い直線道路でカーブ、これをしばらく繰り返す。カーラジオから今流行のCMソングが流れてきたので、ボリュームを上げる。連休なのに道路は空いていて、空は晴天、道路の左右は防風林、透き通るような女の歌声で気分爽快。ところが歌詞を聴いていると女が浮気する歌なので、ちょっと不安になった。



景色が防風林から住宅街となり、ビル街となった。日が落ちる前に駅に到着。駅の歩道に立っている彼女を見つけた。黄色のデニムミニスカートが良く似合っていた。だいたいの到着時間しか言っていなかったのに、ほとんどびったりだったという。やはり縁のある彼女なのだろう。



予約していた旅館のガレージに車を入れ、チャックインした後、二人で駅の近くの居酒屋へ行った。夕食を食べ、ビールを飲んだ。旅館に戻り、久しぶりに二人で身体を合わせる。二人ともビールを結構飲んで、酔っているので、シャワーは浴びず、ベッドイン。彼女の喘ぎ声は大きめで腰も使う。あっという間にフィニッシュした。「隣に聞こえたかな」と彼女。無言の私。
翌朝、おもしろい喫茶店があるというので、行ってみることにした。そこはBGMの振動がソファーに伝わるという店だった。ソファーに手を触れるとBGMのリズムに合わせて振動が伝わってくるのだ。二人でモーニングセットを食べた。
その後。彼女の妹夫婦のアパートへ向かった。そのアパートには両親、兄夫婦、妹夫婦がそれぞれ別々の部屋に分かれて暮らしていた。
彼女の妹の旦那はトラックドライバーで市内のスナックのホステスと浮気をしていて、ちょくちょく泊まりに行っていたそうだ。妹は妊娠していた。「旦那が浮気しているのに、よくやらせたね」と彼女。「させないと彼女の所へ行ってしまうもの」と妹。しかしながら妹の妊娠を知った旦那は大変喜びで、自宅に帰ってきたそうだ。ところが今度は浮気相手の女が包丁を持って、「殺してやる」と叫んで、アパートに乗り込んで来たそうだが、警察官が取り押さえられて事なきを得たそうだ。



続いて彼女の兄の話。父親が入院して、子供達が見舞いに行っていたのだが、彼女の兄と病院の看護師が意気投合し、兄は看護師のアパートに浮気しに行くようになったという。看護師の彼女はスーパーで出来上がったおかずを買ってきて、ご飯だけ炊いて二人で食事するのだという。兄は妻も二人の子供のいるのだ。こんなことってほんとにあるのかなと思うような、まるでテレビドラムのネタを提供しているような兄弟であった。



その兄夫婦のアパートへ行き、夕飯とビールをご馳走になった。そして妹夫婦のところに泊めてもらうことになり、戻った。布団は1つしか敷いてなかった。二人で布団に入る。彼女は私に覆いかぶさるように抱きついてきた。「ほしい」と私。「明日ね」と彼女。その夜はそのまま就寝。
次の朝、彼女の両親のアパートへ行った。両親のところにある大きなクマのぬいぐるみをもらいに行ったのだ。ぬいぐるみを車に積み、彼女を乗せて出発しようとした時、兄がわざわざやってきて、「気をつけて」と兄、私は「はい」とだけ答えて出発した。
もう一人彼女には弟がいるが、彼女が戻ってから数日後にアパートにやってきた時に会ったので、彼女の家族全員に会ったのである。
来た道をひたすら戻る。昼はドライブインで済ませ、朝早く出発したので、昼過ぎには彼女アパートに到着した。まだ明るいが二人でベッドインして汗だくになりながら身体を合わせ、彼女の喘ぎ声高めで今日の一回戦目終了。「周りに声聞こえたかな」と彼女は失敗したような顔をした。私は無言。



夕飯は彼女の手料理。二人でビールをしこたま飲む。それから今日の二回戦目を始めた。ビールの酔いと運転疲れもあったが、堅さは保っていたので、身体を合わすことはできた。しかしながら、疲れのせいかなかなあフィニッシュできないのである。結局不発のまま、身体を離した。感じないと不満を言って寝る彼女だが、今回は疲れたいたのか、不満を言うこともなく、寝てしまった。
翌朝、彼女は「昨夜は次々にやってきて結局6回行った」と言った。私は不発だったが、彼女は十分満喫して就寝したのだった。
こんなに身体の相性ぴったりの二人だが、お互いに結婚する気はなかった。私はこのままずっと彼女と関わっていたら、自分がダメになってしまうような気がしていたし、彼女は私が結婚するまでいっしょにいると言っていた。この半年後に私は卒業して遠隔地に就職する。1年間彼女と遠距離恋愛したが、突然彼女は失踪するのである。その3年後に妻となる女と出会い、1年後に結婚する。結婚するには身体の相性とは異なる別の要因があるようである。




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Category: 官能小説

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